ボンドピンニング工法®(アンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法)
モルタル壁面やタイル壁面が躯体コンクリートから浮いている場合は、エポキシ樹脂注入とステンレス製アンカーピンを併用し、剥落を防止します。
- 浮き部の確認・マーキング
- 注入孔穴あけ
- 清掃
- エポキシ樹脂注入
- ピンの挿入
- 養生
- 仕上げ
使用材料 | 使用量 | |
---|---|---|
注入材 | E208、E209 | 約30g/穴×16穴/㎡ |
ステンレスピン | 全ネジ切、SUS304 | 16本/㎡ |
浮部全面にエポキシ樹脂を注入する全面注入工法もあります。
CPアンカーピン工法(注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法)
注入口付開脚式アンカーピンを使用し、コンクリート躯体と浮いたモルタルやタイル仕上層を機械的に固定し、更にエポキシ樹脂を注入し、剥落を防ぎます。
- 浮き部の確認・マーキング
- CPアンカーピンEの長さ選定
- 穴あけ
- 清掃
- ピンの挿入・打込み・開脚
- エポキシ樹脂注入
- 養生
- 仕上げ
使用材料 | 使用量 | |
---|---|---|
注入材 | E208、E209 | 約30g/穴×9穴/㎡ |
ステンレスピン | CPアンカーピンE650 | 9本/㎡ |
仕上層の厚みにより使用するピンの長さを決定します。
規格 | サイズ |
---|---|
E650 | L=50mm |
E670 | L=70mm |
E610 | L=100mm |
E550 | L=50mm |
E570 | L=70mm |
タイル張替え工法
タイルのみが浮いている場合などに、外壁タイル用接着剤を使用しタイルを張り替えます。
- タイル除去
- 下地処理
- 接着剤塗布
- タイル張付け
- 養生
- 目地セメント仕上げ
使用材料 | 使用量 | |
---|---|---|
接着材 | フレックス タイルワン | 約1.5~2.0kg/m |
EMS20 | 約1.5~2.0kg/㎡ |
カーボンピンネット®工法(外壁複合構改修工法)
特殊ネット、炭素繊維配合のポリマーセメントモルタルにて強固な剥落防止層を形成し、その層を開脚式アンカーピンにて下地を固定させ、モルタル層やタイルの剥落を防止します。
- 下地表面処理
- プライマー塗布
- 中塗り(1回目)
- VMネット張付け
- アンカーピン固定
- 中塗り(2回目)
- 上塗り※
- 養生
使用材料 | 使用量 | |
---|---|---|
プライマー |
エフレックスF1 |
0.2㎏/㎡ |
中塗り1回目 | カーボンピンネット中塗り |
約2.5~3.0㎏/㎡ |
ネット | VMネット | 1.1㎡/㎡ |
アンカーピン | CPアンカーピンN | 4本/㎡ |
注入材 | E208,E209 | 必要量 |
中塗り2回目 | カーボンピンネット中塗り |
約1.5kg/㎡ |
(上塗り)※ | カーボンピンネット上塗り | 約1.0㎏/㎡ |
※より平滑な下地が要求される場合には、必要に応じ上塗りを実施します。